湧き出す天然温泉

地下1200mより湧き出る源泉は、京都盆地では初めての「ナトリウム・カルシウム塩化物泉」であり、海から離れている温泉には珍しく海水(19000ppm)に近い高濃度の泉質(9146ppm)が確認されております。なお当温泉には、療養泉とされる温泉の基準値(1000ppm)の9倍にあたる塩素イオン濃度(9146ppm)が確認されており、各種効能を持っている療養温泉となっております。
一般的に温泉とは、温泉法に伴い必須物質19種の成分の中から1種以上含まれているか、溶在物質が規定量以上含まれているもの、または25度以上の鉱水・温水のことを言います。天山の湯(源泉)には必須物質6種類が溶け込んでおり、摂氏31.3度の天然温泉です。
泉質効能(ナトリウム・カルシウム塩化物泉)
当温泉の泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉といい、ナトリウムイオン(3212mg)とカルシウムイオン(912mg)が多量に含まれています。ナトリウムイオン・カルシウムイオンは皮膚表面上で皮脂(カルボン酸)と反応し、カルボン酸ナトリウム・カルシウム塩を形成します。カルボン酸ナトリウムとは界面活性剤であり、一般的に言う「石鹸」の作用があります。その作用は皮膚にすみずみまで浸透し汚れをはがし、乳化作用もあるので肌が「しっとり」とします。カルシウム塩には「ベビーパウダー」と同様の作用があるため「すべすべ」とした肌触りになります。